乳腺炎って、産後1-2ヶ月とかでなるものじゃないの?
私もそう思っていました。でも産後7か月目にして初めて乳腺炎になってしまいました。
元々乳腺が非常に詰まりやすい体質だった私の乳腺炎体験談です。
【体験談①】もともと乳腺の詰まりは常連
産後入院中は母乳とミルクの混合でしたが、母乳の出がよかったこともあり、1か月ごろから完全母乳育児を続けてきました。ただ体質的に非常に乳腺が詰まりやすく、2-3か月では毎週のように乳腺が詰まり、時には4-5か所同時に詰まったりもし、助産院にすがる思いで駆け込む毎日でした。
この時の助産院マッサージは子供を産むのと同じくらい痛かった・・・
その後は自分で詰まりを取るコツも身に着け、助産院にお世話にならずとも「あ、また詰まったわ」程度で自分で処置し、産後3-4か月程度で母乳が軌道に乗ったタイミングからは、ほとんど詰まることはなくなっていました。
〈コツ〉詰まったときは焦らず、ハーブティーを飲んで、シャワーを当てながら乳首の詰まった部分をマッサージすると良いよ!
【体験談②】たった一回の授乳スキップで違和感
7ヶ月の今は4時間に1回の授乳ペースで、完母育児をしています。ただ哺乳瓶+ミルクも飲めるように定期的に(月1程度)ミルクも併用しています。
家族旅行で娘を連れて往復飛行機だったので、機内ではミルクで授乳。4時間+4時間で計8時間、母乳での授乳が空いていました。でも今までもこのくらい空けることはありました。前の授乳から8時間ほど経った時、胸にチクチクした感覚。触ってみると、どうも左の乳腺が詰まっているようです。一部が固く張っていました。でも乳腺の詰まりは慣れっこになっていたので
また詰まっちゃったわ~
と思う程度で、その後自分で搾乳し、詰まりもすぐ解消。その後赤ちゃんにも授乳し、いつも通り何事もなく完了、と思っていました。ただ今回は授乳後もどうも詰まって張っていたあたりの胸が、触るとまだ痛いのです。
でも固くはないので詰まっているわけではなさそう。まぁ大丈夫だろうと、20:30に娘を寝かしたあと、22:00頃に布団に入りました。
詰まりさえ取れてたら大丈夫でしょ!
その後、急に寒気を感じました。部屋の気温を見ると19度。嫌な予感を振り払うように筋トレをしてみるも効果なし。暖房もつけて靴下も履いて毛布も被って、ウールのカーデガンを着て羽毛布団にくるまって。それでも悪寒が止まらず、横になりながら体を常に動かしていないと耐えられないほど。コロナかインフルエンザにでもなったのかしら、そう思いながら耐えること2時間。ふと左の胸を触ると、痛みがあった箇所がパンパンに腫れていました。固くはなく、足を捻挫したときの腫れと同じようなぷにぷに感。色はわかりませんでしたが、熱を持って腫れていました。
寒気を感じてから2時間半後の0:30に娘が起きたので夜間授乳、このタイミングでは寒気は多少収まっていました。このあと熱が上がるんだろうな(諦めモード)。その後は睡魔maxだったのでうろ覚えの記憶ですが、全身びっしょり汗をかいて、毛布とカーデガンと靴下を寝ぼけながら脱ぎ捨てたのを覚えています。4:00に再度夜間授乳のために起きたときは、悪寒も熱も収まって、患部を触ったら腫れも少し収まっていました。
丸1日経った翌日の今見てみると、患部はほんのり赤みがありますが、腫れも触ってやっとわかる程度です。
詰まりは取れたのに…乳腺炎?!
違和感を感じてからの流れは以下の通りです
- 20:00 8時間授乳が空いた際に乳腺の詰まり発覚
20:30 授乳で詰まりはすぐ解消
22:30 ひどい悪寒(2時間継続)
1:00 発熱、発汗
4:00 落ち着く
ポイントは、詰まりは解消していたのに乳腺炎の症状が出たこと。
今まで乳腺が詰まるたびに乳腺炎の記事や口コミを調べまくっていたのですが、そこで私が得た知識は以下
- 乳腺の詰まりは主に2種類
・ 乳汁が溜まったことが原因で乳管が詰まる(出口に母乳の栓ができる)
・ 乳頭に傷ができて乳管が詰まる(出口に水膨れができる) - 乳腺が詰まった結果、乳腺が炎症を起こし乳腺炎に
乳腺の詰まりは2種類とも経験済みですが、母乳が出る(開通する)ようになってからはすぐにしこりや痛みは改善しており、詰まりを解消していれば乳腺炎になることはない、と勝手な解釈をしていました。
恐らく今回の場合は、詰まりを解消する前に実はすでに乳腺炎になっていた(無症状)、詰まりは解消していたものの、時間差で症状が出たのではないか…と推測しています。
胸の赤みや発熱がなくても既に乳腺炎になっている可能性もあるんだね!!
なんで乳腺炎になったのか
今回1回の授乳スキップ(8時間あき)で乳腺炎になったわけですが、今までも同程度の授乳スキップは経験済みでした。ではなぜ今回乳腺炎になったのか。以下考察してみました。
- 疲労
- 偏った食事・水分不足
- 短期間に複数回の授乳スキップ
1.疲労
今回の乳腺炎は2泊3日の家族旅行から帰った日の発症でした。旅行中はなるべく疲労をためないように、現地での観光や移動は最低限にして、友人宅や旅館でゆっくり過ごすことを心がけていました。それでも子連れで片道2時間のフライトは精神的にも体力的にも疲れるものでした。また今回はベビーカーを使用せず抱っこ紐での移動だったため、肩や腰の血流も圧迫されて滞っていたと推測します。ただ子連れ旅行での疲労は不可避だと思いますので、この理由は仕方なし、と諦めるしかなさそうです。。
2.偏った食事・水分不足
いつもは節制を心がけている人でも、旅となると話は別。美味しいものをたらふく食べてこそ、と考える方もいるのでは?今回の行先は九州。子連れでしたが出前等を駆使して、ラーメンに焼き鳥、もつ鍋を平らげ、夜中にあま~いお菓子。でも不思議なことにあまり水分は取らないんですよね、旅行中って。荷物になりますしね。ということで、ここまで「乳腺炎防止に気を付けましょうTOP2」を見事に無視した生活をしておりました。皆さんもせめて旅行中の水分補給はまめにすることをお勧めします!
3.短期間に複数回の授乳スキップ
今回は2泊3日の旅行中に2度授乳をスキップしました。1回目は行きの飛行機の中、2回目は帰りの飛行機の中です。1回目のスキップの時は乳腺炎にはなりませんでしたが、かなり胸も張っていて途中で少し搾乳もしました。それでも少しチクチクするような違和感がしばらくありました。1回目のスキップから丸1日以上相手の2回目スキップでしたが、おそらく1回目の時点ですでに乳腺にダメージを受けており、2回目で炎症を起こしやすい状況だったのだと推測します。なるべく短期間に複数回の授乳スキップは避ける、どうしてもの場合はしっかり搾乳をすることをお勧めします!
旅行中に乳腺炎になったらそれはそれは悲惨ですからね。。。
結論
現在様々な媒体で乳腺炎の情報を手に入れることができますが、ほとんどは、
- ・ 乳腺の詰まりやしこり = 乳腺炎なりかけ
・ 炎症を起こし 痛みや赤み、発熱 = 乳腺炎
このような説明をしているものが多いです。
なので、詰まったりしこりがあっても、熱は出てないから乳腺炎じゃないかな、大丈夫かな、という判断をしてしまうこともあると思います。
ただ、私のように、詰まりが解消されてから乳腺炎の症状が出る場合もありますので、なるべく早い段階での詰まり解消の処置や助産院などへの受診をお勧めいたします!
私は乳管が詰まりやすいとき、胸がチクチクしたときはAMOMAのミルクスルーブレンドというハーブティーを飲んでいます。ポットいっぱいに作って朝から晩までがぶ飲みです。これがある、という心の支え、お守り替わりという意味でも日々助けられていますのでご参考まで!!!
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